私が住んでいるのは、シドニーの中心から電車で約20分の郊外です。高層アパートメントや、大きなショッピングセンターがあり、自然の中での生活とは程遠いものです。でも、朝はマグパイ(magpie)という鳥の声で目覚めます。またクッカバラ・ワライカワセミ(kookabura)の鳴き声を聞くこともあります。「オーストラリアにいるなぁ。」と実感します。また夕方になると、ロリキート(lorikeet)というカラフルな野生のインコが、数百羽、歩道の木に集まってきます。その時の鳴き声と言ったら。。。耳をつんざくものすごい音です。
鳥は、私が好きな生き物です。子どもの頃はインコ、文鳥、カナリア、と鳥を飼っていたので鳥に愛着があるし、ちょっと変わった野生の鳥を見つけると興奮します!
オーストラリアの自然の中で、鳥とたわむれる女の子
オーストラリアの自然の中で、鳥と戯れつつ、のびのびと生活する女の子、Ivy。そのIvyの日常生活を追った絵本が、【Ivy Bird】です。
Ivy Bird
自然とふれあうIvyの日常生活って?
Ivyの朝は、飼っている鳥の目覚めとともに始まります。鳥にエサをあげたら、今度は自分が鳥になったつもりで、外に飛び出します。鳥のように、羽ばたく真似をしたり、アヒルと一緒に泳いだり。ランチは、外で、いろいろな種類のベリーを食べます。いい香りのするお花の中が、秘密の場所。夜になったら、鳥が巣に戻るように、Ivyは自分のベッドへ。
自然にあふれるIvyの日常生活が、うらやましくなっちゃいます。たまには、自然の中で過ごしたいなぁ。。。
【Ivy Bird】を使った英語のアクティビティ1:ベリーのつくフルーツの名前を英語で言ってみよう!
絵本の中に出てくる様々な種類のベリー。ベリーという名称がつくフルーツの名前を英語で言ってみるというアクティビティをしてみませんか。
berry がつくフルーツで、すぐに思い浮かぶのが strawberry, blueberry, raspberry。オーストラリアでは、boysenberry, goji berryも、見かけます。調べてみると、huckleberry, gooseberry, mulberry, dewberry, bilberry….等と、様々なベリーがあることがわかりました。
ここ数年、日本で人気の【アサイ】は、英語だと acai berry。クランべリーも、聞きなじみがあるのではないでしょうか。英語だと cranberry ですね。
これらのベリーの画像をダウンロードして、子どもたちに見せてみましょう。名前は聞いたことがあっても、実際にそのフルーツを見たことがなかったという子どもも、いるのではないでしょうか。例えば、クランベリージュースは知っていても、その元の形は知らない。ブルーベリは、ガムやアメでの味は知ってるけれど、実際のブルーベリーは見たことがないという子どももいるかもしれませんね。一つのテーマで、語彙を増やしながら、ベリーと名がつくフルーツについて新しい発見ができますね。
【Ivy Bird】を使った英語のアクティビティ2: 鳥のボディパーツを英語で言ってみよう!
子どもに英語を教える時に、必ず遭遇する語彙の種類の一つが顔や体の名称です。鳥がテーマの絵本を読んだら、鳥の体のパーツを英語で言うアクティビティを導入してみましょう!
対象年齢:幼児~
レベル:英語学習初心者~
鳥のくちばしは、mouthっては言うの?アヒルのくちばしのことは英語でbill。アヒルに鼻、nose、はないけれど、nostrils、鼻の穴はある。それは人間と同じ。。。等、アヒルのボディパーツの英語に親しみながら、アヒルに関する知識を増やすことができますよね。
このアクテビティで使えそうな表現:
What’s this? It’s a/an… What’re these? They’re…
Is this (a mouth等)? Yes, it is. No, it isn’t. Are these (feet等)? Yes, they are. No, they aren’t.
Touch your mouth! Touch your head!
アヒルのイラストを、子どもの人数分用意して、Touch duck’s bill. イラストのbillをさわる。
発展:
アヒルの生態について、子ども用のノンフィクションの絵本を英語で読んでもいいですね。
アヒルのボディパーツの名称は、インターネットで検索をかけるとイラスト付きで見ることができますよ! 【duck body parts images】で検索してみてくださいね。
【Ivy Bird】を使った英語のアクティビティ3: 鳥になった気分で、体を動かそう!
【Ivy Bird】では、鳥の動きを英語で表現している場面がたくさんあります。それらの表現を使い、鳥になった気分で、子どもと一緒にその動作を楽しみましょう。
対象年齢:幼児
レベル:英語学習初心者~
まずは先生(絵本を読み聞かせした大人)が、鳥の動きに関する英語表現を使いながら、その動作を子ど美に見せます。子どもはそれを見て、先生と一緒に動作と英語表現を発話します。そうすることで、動作と英語表現の意味をつなげます。
以下に挙げるのは、絵本の中で使われている動作の一部です。名詞で表現されているものは、動詞に変えてもいいですし、そのまま名詞として使ってもいいでしょう。単語のみで使うのではなく、センテンスの中に入れて表現しましょう。その際は、絵本の中で使われているセンテンスと同じものを使うことはないですよ!子どもたちのレベルに合わせたセンテンスを使い、そのセンテンスの中に、英単語を入れてみるといいですね。
warble
paddle
flap my wings
tweet
take a flight
まずは先生が、発話しながら動作します。慣れてきたら、先生が動作の指示を出し、子どもたちがそれを聞いて、動作をする。あるいは、先生が動作をして、子どもがそれを見て、何の動作をしているのか言う、というアクティビティをすることもできますね。
発展1:Can you…?, Let’s …!, Shall we …? 等を先生が言って、子どもにその動作をしてもらいます。
発展2:子どもに、鳥になったつもりで動作をしてもらいます。そして先生が、What’re you doing? と聞きます。子どもは、I’m …ing. で、自分がしている動作を言います。子ども同士で、質問したり答えたりしてもいいですね。
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