英語学習歴が長くなって自分で英語の本が読めるようになり、いかにも子どもっぽい絵本を読むのが恥ずかしくなってきたお子さんに、この絵本をおススメします。この絵本は、ハロウィーンがテーマの絵本ではありません。ですが、ハロウィーンに関連する英語表現としてよく使われる monster が出てくるので、この季節に読むとタイミングがいいですよ!
The Monologue of Monster
対象年齢は、ネイティブの7~8歳児以降でしょう。
モンスターのモノローグ
綺麗とはいえない、見知らぬ家で目が覚めた。混乱した自分は外に出て、素晴らしい街に到着した。お腹がすいて、喉が渇いた自分は、村にある家の窓から中を見た。すると、家にいた人たちが、叫びながら家の外に出てきた。村中の人たちが、自分を見て大騒ぎ。中には、自分を傷つける人もいた。。。モンスターのモノローグが、読み手の好奇心をひきつけまます。
モンスターを見た時、村人はどんな気持ちだったと思う? What do you think the people felt when they saw the monster?
モンスターは、どんな気持ちだったと思う? How did the monster feel when they were scared of him?
村人とモンスター、それぞれの気持ちを考える問いかけをしてみてもいいでしょう。
尊敬できる人間の家族と、モンスターの心の変化
村人から逃げたモンスターが隠れたのは、農家の裏手にある納屋。そこから垣間見える農家の家族の様子が、モンスターの心に大きな変化をもたらします。日々を丁寧にいきる家族を見て、モンスターも彼らを見習い、時間をずらして家族のためにできるお手伝いを、彼らが寝ている時にするのです。
家族にとっては、誰がやったのかわからないことです。それでも口に出して、「素晴らしい!」と言ってくれる家族たち。モンスターの心の中で、この家族に受け入れてもらいたい、そして友達になりたい、という気持ちが芽生えます。
見た目で判断しない【大事なのは心】
You have a kind heart.
モンスターは、意を決して家族が住む家に行きます。モンスターを見たお父さんは、他の村人たちがモンスターに向けた視線を向けません。それどころか、モンスターがその家族のためにしたことを知り、モンスターのことを 優しい心の持ち主だと言うのです。
モンスターの見かけは怖いかもしれない。でもモンスターがしたことは素晴らしい。見た目で判断してはいけない。見かけより大事なことは、その人がとった行動なんだ。ということを、このお父さんは教えてくれているんですよね。
【優しい気持ちがある】 You have a kind heart.
覚えておきたい英語表現ですね。
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The Monologue of Monster を読み終わったら、ライティング
絵本を読み終わったら、印象に残ったシーンを選び、自分がモンスターになったつもりで、その時の気持ちを英語で書くというアクティビティに発展させるといいでしょう。