大人の心を揺さぶる英語絵本【Hug】と、そのシリーズ絵本

未分類

言葉が少ないのに、ストーリーの流れや、登場する動物の気持ちが手に取るようにわかる絵本、【Hug】と、そのシリーズ絵本【Tall】、【Yes】、そして【Play】。

大自然を舞台に、チンパンジーの子どもの Boboと、お母さんの日常生活の1コマを切り取りつつ、ストーリーが展開します。

人間の子育てと重なる部分が多く、お母さんに共感したり、Boboのの無邪気さに気持ちがあたたかくなったり。そして、2匹を取り巻く動物たちのふれあいをみると、コミュニティの中での他者(他の動物)との関わりの中で、子どもと親が育つことを実感できます。

対象年齢は、ネイティブの1歳児前後からです。

【Hug】自分のことをhugしてくれるお母さん、どこ?

お友達の動物たちが、お母さん(お父さんもいるかな)と Hug しているのを見るBobo。最初のうちは、嬉しそうにその様子を見ているのだけれど、だんだん寂しくなってきて。。。

Hug!って叫ぶBobo。

自分もお母さんに、Hugして欲しい!お母さん、どこ?

Hug!の声を聞いて、一目散にBoboのもとにかけつけるお母さん。そしてHug!このシーン、とにかく感動するんです。Boboの純粋な気持ちが、心を打つんです。


Hug

そして、その様子を見て喜ぶ動物たち。あたたかい気持ちになるストーリーです!

【Tall】自分は、ちっちゃい!大きくなりたいな。

背が高くないBobo(まだ子どものチンパンジーだもんね)。ジャングルにいる動物は、Boboより背が高い!

Small. って言って、自分のことをガッカリしちゃうBobo。

そんな時、動物たちがBoboのことを肩車してくれたり、頭の上に乗せてくれたり。

そのたびに、Tall. と言って喜びます。


Tall (Bobo and Friends)

最後には、キリンの頭の上に乗って。。。すると、バランスを崩すBobo。

Fall!キリンの頭上から真っ逆さまに落ちるBobo。危ない!

危険を察知した Bobo のお母さんが来て、落ちてくる Bobo をナイスキャッチ!

Tall. って、誇らしげに言うBobo が、なんとも愛くるしい絵本です。

【Yes】水遊びが楽しい!

水辺でちゃぷちゃぷ。お母さんとの bath time が楽くて、Yes! という Bobo。

ですが、「寝る時間だよ!」とお母さんに言われると、No! まだまだ遊びたい Bobo。

ふてくされた Bobo を置いて、その場を去るお母さん。すると、そこに次々と動物たちが現れ、Bobo と一緒に遊んでくれます。

楽しい気持ちを、Yes! で表現する Bobo。


Yes (Bobo and Friends)

しばらくすると遊び疲れて。。。Bobo、寝ちゃった!そんな Bobo を、お母さんのもとに連れて行ってくれる動物たち。コミュニティの中で、お互いに助け合う様子がいいなぁ。

【Play】まだまだ遊びた~い!

「寝る時間だよ!」とお母さんに言われたBobo。でも、Boboは、まだまだ遊びたい!

Play! 寝床を離れて、お友達の動物たちと遊びに行きます。

ですが、そのうち日が暮れて、お友達が寝てしまうのです。Boboは自分がいる場所もわからないまま、そこに取り残されてしまいます。

Bobo、大ピンチ!

Mummy! 思わず叫ぶBobo。

そこに颯爽と現れたのがペリカン。Boboを背に乗せて、お母さんのもとに運んでくれるのです。


Play (Bobo and Friends)

「まだまだ遊びたい!」って、駄々をこねる人間の子どもと、「もう、家に帰る時間だよ!」というお母さん、お父さんのやりとりが、Boboとお母さんの会話と重なるストーリー。どちらの気持ちもわかるなぁ。

言葉は少ないけれど、感情表現豊かなストーリー

Boboの絵本シリーズは、どれも使われている英単語が5語前後。それなのに、それぞれのキャラクターの気持ちが手にとるようにわかります。その理由は、イラスト!イラストが感情豊かに描かれているんです。

普通に読んでいたら、あっという間に読み終わってしまいます。でも、それだともったいない!

イラストを見ながら、子どもとの会話を楽しみましょう。

Do you think Bobo is sad?

How does Bobo feel?

Is he angry? Why? (Why do you think so?)

などと聞いてみるのも、いいですね。

Boboの英語絵本シリーズ、あなたのお気に入りの読み聞かせ絵本になりましたら、嬉しいです!