赤ちゃんに初めて読み聞かせする英語絵本で、人気があるのが‘Hug(Jez Albourough) ですよね。人気の理由は、読みやすいこと、そしてイラストが愛くるしいことでしょう。シンプルな読み聞かせの英語絵本として知られるHugですが、実は深く広く活用できる素晴らしい絵本です。今回は、Hugを使った読み聞かせのヒントをご紹介します。
英語が苦手なママ、パパでも、楽しく読み聞かせできます!
絵本で使われている英語表現は、いたってシンプルです。だから、初めての英語絵本にHugが選ばれるのです。メインで使われているのは、本の題名にもなっているHug。このHugという単語。確かに言うのは簡単!でも、ページをめくるたびに、Hug, hug, hug… と、読み聞かせするだけなのは、もったいない!どうやって読めばいいでしょう。読み聞かせのポイントを挙げますね。
読み聞かせのポイント、Hug という時は感情をこめて
Hug という単語をいうのは、チンパンジーの子どものBobo です。ページごとにHug という言葉が発せられる時の Bobo の感情が異なります。‘読み手は、Bobo の気持ちを、表情から読み取り、その気持ちを声にのせて、聞き手である子どもに伝えたいですね。興味津々、嬉しい、寂しい。。。等、読み手側が読み取った気持ちを、声で表現してみましょう。
英語で動物の名称を導入するチャンスもあります
絵本には、様々な動物が登場します。絵本の読み聞かせが一通り終わったら、もう一度絵本を開いて、それらの名称を英語で導入しましょう。
What are these? They’re ..
Are there…? 等の表現を使い、動物の名称を導入したり、復習したり。あるいは、動物の数を一緒に数えてみてもいいですね。その際は、How many …. are there? 、Let’s count! などの声かけをしてもいいですね。
動物たちの気持ちを考えてみよう!
絵本に登場する動物たちの気持ち、そしてBobo の気持ちをくみとることもできます。
Are they happy? How do they feel? How does Bobo feel? などの問いかけをしてみましょう。他者の’気持ちを状況や表情から読み取る力を、絵本を通して育てることができますが、この絵本がそのいい例ですね。
絵本の読み聞かせが終わったら、感情表現に関する語彙を導入することで、語彙を増やしていくこともできますね。
絵本って、こんなに感動するんだね
シンプルな英語表現でストーリーは進んでいきますが、感情の機微に富んだストーリーです。そして、ストーリーの最後は、かなり感動します。子どもとママの気持ちが痛いほとわかるのです。
Hugは、シンプルな表現が使われているので、英語が苦手なパパ、ママに、初めての英語絵本として人気が’ある絵本です。イラストも、キュートです!でもそれだけの理由で、この絵本が人気があるのではないのです。聞き手の子どもだけでなく、それ以上に読み手の感情を大きく揺さぶるストーリーだから、初めての英語絵本として読み継がれていくのではないかと思います。
Hug。初めての英語絵本としておススメです!