ユーモアあふれる、そしてナンセンスな絵本を見聞かせすると、子どもたちは笑いながら、ストーリーの展開を楽しんで聞きますよね。There was an old lady who swallowed the sea(海を飲みこんじゃった、おばあさん) は、そんな絵本の1冊です。
There was an old lady who swallowed a fly (ハエを飲みこんじゃった、おばあさん)の絵本をご存知の方も、いらっしゃるのではないでしょうか。この絵本は、その海バージョン!おばあさんは、今回どんな物を飲みこんでいくのでしょう。そして、たくさんの海の生き物を飲みんだ結末は。。。?最後のシーンを見たときに、子どもたちから驚きの声が聞こえるかもしれません。
There Was an Old Lady Who Swallowed the Sea (Classic Books with Holes)
英語の海の生き物の名前を言ってみよう!
絵本を読み聞かせする前に、絵本に出てくる海の生き物の名称を、導入しておくことをおススメします。この絵本で登場する海の生き物は、fish, crab, squid, seal, shark, whale です。これらの単語を、絵カードで導入し、絵を見たときに英語で発話できるようになっていることのメリットは、絵本でこれらの生き物を見つけたときに、喜んでその生き物を英語で発話することです。読み手が、What’s this (sea creature)? と、聞いてもいいですね。
おばあさんが飲みこんだ海の生き物が、食物連鎖とリンク
There was an old lady who swallowed a fish… おばあさんが最初に飲みこんだのは、小さな魚です。そして次に飲むこんだのは、この魚より大きいカニ。次は。。。と、飲みこむものが、どんどん大きくなっていきます。その様子は、食物連鎖を彷彿とさせます。最後に飲みこむのが、海!ここの部分はナンセンス。それが、このストーリーの面白さです。
ライミングワードがもりだくさんの、ストーリー
英語のリズムをつかむ時に欠かせないのが、ライミングワード。このお話では、韻をふむ単語がたくさん使われています。リズミカルにテンポよくお話が進んでいくので、聞いている子どもたちに飽きがきません。読み手も、リズムに乗って気持ちよくストーリーが読めます。(例:She didn’t wish to swallow a fish.)
読み聞かせのあとは、ストーリーで使われたライミングワードを取りあげて、子どもと一緒にリズミカルにライミングワードを言ってみましょう。ライミングワードを含んだセンテンスを、テンポよく言うのもいいですね!
There was an old lady who swallowed… の絵本を、読み聞かせに使いたくなる理由
There was an old lady who swallowed … の絵本はシリーズ化されています。私はこの絵本が好きすぎて、シリーズ化された絵本を何冊か買いました。読み聞かせに使いたくなる理由は。。。
1 「次は何を飲みこんでいくんだろう?」という好奇心が高まること。それと、飲みこむものにテーマがあるので、子どもに英語を教えるときに、1つのテーマとして取り上げやすいこと。
例えば、There was an old lady who swallowed the sea なら、海の生き物がテーマ。There was an old lady who swallowed some books では、学校で使うものや、教室で目にするもの(文房具等)がテーマ。テーマに関する英単語を、子どもにとって親しみのあるセンテンスの中で読み聞かができる。
2 ストーリーが歌にもなっているので、読み聞かせではなく、歌い聞かせ(?)もできる。子どもも一緒に歌える。歌いながら、自然にストーリーを丸ごと覚えるなんていう可能性もあり!
このような理由で、このシリーズを好んで使いたくなるのです。
こちらは、私が持っている、There was an old lady… 絵本です。
歌を聞いてみたい方はこのリンクからどうぞ! There was an old lady who swallowed a fly
夏と言えば海!夏におススメの英語絵本!!
今年の夏は、【新型コロナウィルス】の影響で、海水浴に行けない地域もあるのではないでしょうか。There was an old lady who swallowed the sea の読み聞かせを通して、子どもと一緒に海の雰囲気を楽しめたらいいですよね。