英語絵本の読み聞かせで、とても人気がある仕掛け絵本が【Dear Zoo】。作家は、Rod Campbell。日本の幼児英語、児童英語教育界では、仕掛け絵本の定番とも言われている絵本です。私の娘は、すでに大人ですが、私はこの絵本を今でも大事に持っています。子どもたちが動物園に行く前にこの絵本を聞くことで、動物園に行く高揚感を高めることができます。また動物園に行ったあとにこのお話を聞けば、動物園で見た動物だけでなく、その時の経験を思い出すことでしょう。
動物園に手紙を書いたら、届いたもの
主人公の子どもが、動物園に手紙を書いて送ります。手紙の内容は、「ペットを送ってください。」。受け取ったのは、動物園の園長さん(かな)です。するとなんと!動物園からペットが送られてくるのです。どんなペットかな?ワクワクが高まります。
最初に届いた、ペットらしき動物が入っている入れ物が大きい!さてどんなペットが届いたのかな。。。?大きな入れ物を開けてみると。。。(フラップがついていて、上から下にフラップをめくります。)… an elephant! ペットにするには、大きすぎるから動物園に送り返しちゃいました~
この繰り返しで、様々な種類の入れ物に、いろいろな動物園の動物が入っている。。。という設定です。中に入っている動物が何なのかは、絵本の中では書かれてはいません。なので、この部分はお子さんと一緒にその動物の名称を英語で言うか、子どもに言ってもらってもいいですね。
英語のアクティビティ【動物を表現する形容詞】
動物園から送られてきた動物を表現する形容詞を読む時には、その意味を声色や、顔の表情、あるいは動作で子どもに伝えましょう。例えば、ラクダ(camel)。絵本では、grumpy と表現されています。ご機嫌ななめ、不機嫌、という意味ですね。読む時には、機嫌の悪い表情と声色を出してみてくださいね。カエル(frog) は、jumpy と紹介されているので、手でグーの形を作って上下に動かし、ジャンプする様子を見せましょう。
動物と、それらを表現する形容詞がつながってきたらできるアクティビティをご紹介します。
Who am I? と子どもに聞いたあと、I’m jumpy. I’m green. I’m small. とヒントを出します、子どもはそれを聞いて、Frog! It’s a frog! と当てます。 そのあとは、Let’s pretend to be a frog and jump! 子どもと一緒にジャンプします。他の動物も同様に行います。絵本以外の動物園にいる動物を、アクティビティの中で使ってみてもいいですね。
英語のアクティビティ【英語で、動物園に手紙を書いてみよう!】
絵本の子どものように、英語で動物園に手紙を書くアクティビティをするのは、どうでしょう。対象年齢とレベルは、アルファベットと簡単な英単語が書ける小学校1,2年生です。
Dear Zoo
I want to have a pet (koala).
Would you send it to me?
Thanks,
Ken
I want to have a pet …. この部分にペットに欲しい動物の名称を書きます。必要であれば、先生や大人がサポートしてくださいね!手紙は、シンプルな内容にしていますが、生徒さんのレベルによって、内容をレベルアップするといいですね。欲しいペットのイラストを描いてみると、楽しそうです!
英語のアクティビティ【どんな動物が送られてきた?】
上記のアクティビィに加え、絵本のセンテンスをそのまま使ってライティングをしてみましょう。年齢やレベルも上記と同様です。
I wrote to the zoo to send me a pet. They sent me a (koala). He was too sleepy! I sent him back.
They sent me a …. ここの部分は子どもの想像力で自由に書いてもらいます。コチラもイラストがあると楽しいですよ。そして絵本のように、フラップを作りたいですね。He was too … の部分の形容詞は、必要であれば子どものサポートをしてあげてくださいね!He の部分を She に変えるのもOK!その場合は、I sent her back. と him が her になることも忘れずに!
動物園にいる動物を、英語で言ってみよう!
What animals can you see at the zoo? と聞いて、子どもに答えてもらいます。その後、動物園にいる動物の動画をYouTubeで見ながら、動画に出てきた動物を英語で発話してもいいですね。世界の動物園を見ても楽しそうですよね!